ETFと投資信託の違い
ETFは、投資信託とよく似ています。ファンドマネージャーに投資をお願いして、私たち個人投資家の取引してもらうという金融商品という分類で分けるなら、ETFも投資信託も同じものと言えます。
ただし厳密にいえば、ETFと投資信託は異なるものですし、証券会社でも全く異なる金融商品であるかのように扱われています。 ETFと投資信託の違いを知ることができれば、ETFがなぜ、投資信託よりも期待され、21世紀の投資の世界に欠かすことができないと言われているのか分かるでしょう。
売買価格の決め方が違う
ETFと投資信託は、価値の決め方が異なります。 ETFでは、証券取引所で取引が行われている間、リアルタイムで価格が変わってきます。数分前の価格と、数分後の価格が大きく違っていた。なんてことはよくあることなのです。
これは、市場価格と言われているものですが、株や、外貨も同じ価格の決め方によって価格が決まっています。
一方、投資信託は価格が、1日の間でリアルタイムに変動したりしません。常に、1日の取引の終わりで、ただ1つの価格が決まります。投資信託を買った場合は、その日ごとの決められた価格で購入することになるのです。
ETFの方が、その価格が常に変動しているので、1日の間に利益を出しやすいです。また、ちゃんと対処できれば突然の大暴落にも強いとされています。
売買のやり方が違う
ETFは、指値売買と呼ばれる売買をすることができます。指値と呼ばれるものは、自分が指定した価格で取引される事です。 1万円とあなたが指値を決めたならば、ETFが、その1万円の価格になった時、自動的に取引が行われるのです。 ETFではこの指値によって、売買をすることができるのですけれども、投資信託ではすることができません。 自分の思った通りの価格で、購入することができると言う点が、ETFが、投資信託よりも優れている点と言えるでしょう。
販売手数料・信託報酬が違う
ETFも投資信託も、どちらも、販売手数料と、さらに信託報酬というものを支払って購入することになります。この金額は、ETFと、投資信託とでは違うのです。
ETFも投資信託も、ファンドマネージャーに報酬を支払って、適切な投資を行ってもらうという、投資の委託です。ファンドマネージャーも、投資には費用がかかってしまいます。その費用を、信託報酬という形で、私たちは支払う事になるのです。
信託報酬は、ETFを購入した後、ETFの価格に対して年あたり0.5%以下の金額で支払います。一方で、投資信託の信託報酬は、年あたり0.5%~2.5%ほどになります。
次に販売手数料がかかります。これは購入時に証券会社に支払う手数料です。これも、ETFと投資信託では率が違います。 ETFの販売手数料は、ETFの金額に対して0%であることさえありますが、平均して0.3%ほどです。投資信託では、この販売手数料は3.0%としている証券会社が多く、ETFと比べると高めです。
信託報酬、販売手数料のどちらもETFが投資信託よりも安いんです。
市場規模が異なる
全世界
投資信託(ミューチュアル・ファンド) 60,000銘柄 1940兆1400億ドル
ETF 1900銘柄 8000億ドル(2008/8)
国内
投資信託 3,251銘柄 40兆3762億円
ETF 67銘柄 ?
ETFは、世界、日本国内で、まだまだ成長期にあります。
表を見ても分かるように、投資信託と比べると、銘柄数で30倍から50倍、総資産額で
投資信託と比べれば数が少ない金融商品です。
現在、日本に上場しているETFは、67銘柄です。
ETFの市場規模は3兆円ほど、
投資信託の市場規模が77兆円以上もあることに比べるとまだまだでしょう。
ただ、1年間で倍近くETFの本数が増えていることからも、ETFが十分に成長を期待できる金融商品である事は確かです。




