金ETF
金ETF
金地金の現物のみで運用する投資信託を、有価証券化して証券取引所に上場させたものが金ETF(金価格連動型投資信託)です。
金価格は、2008年3月には史上最高値となる1,000ドル台に達し、その後は7月上旬まで900~1,000ドルのレンジを前後する動きを見せながらも、ドルベースでは去年の9月に底を打ち、現在は下落前の水準の90%にまで戻ってきています。
さらに金は、ユーロ、ポンド、円など、どの通貨とでも交換ができる「代替通貨」としての性質も持つ実物資産であり、米ドル安が続く今、一時的な米ドルからの避難先として金ETFに注目が集まりそうな期待が高まっています。
投資のしやすさも金ETFの魅力
金ETFの価格は一口3000円程度(売買は10口単位)なので、約3万円からの手ごろな価格で投資できるうえ、金地金や純金積立などと違って保有手数料も一切かかりません。
現在は、東証、大証、ともに金ETFが上場していて、通常の株式のひとつの銘柄として、証券口座を持っていればどこの証券会社ででもリアルタイムで自由に売買することが可能です。
ちなみに、東証上場のSPDRゴールド・シェアは、世界標準の金地金の現物取引価格であるロンドン金値決めに連動する、商品(コモディティー)のファンドです。日本の法律上の投資信託ではなく、投資信託法に基づいてコモディティーを直接組み入れている受益証券となるわけです。
これに対し、大証上場の金連動投信は、金価格に連動する債券を投資対象にする債券型のファンドで、法律上も上場投資信託です。
金ETFのメリット
投資家の購入額に応じて金地金を保管する仕組みなので、万一取扱会社の破綻があっても保護されることがあげれます。
他にも、盗難などのリスク回避や、現物との交換が可能、ポートフォリオに組み入れることで、リスク分散の効果があるなどのメリットがあり、今後は暴落した株を一旦売り、金ETFに資金を回すことでリスクヘッジ戦略を取る、というような運用の仕方も考えられます。
但し、株式と違い金ETFは利回りがなく、自分が買ったときよりも高く売らなければ利益は出ません。こういった仕組みをよく理解していないと、無意味な投資に終わってしまいますので注意が必要です。
また、緊急の場合、解約請求が停止または延期される場合がある、ということも知っておきましょう。
運用には、多少の予備知識が必要かもしれませんが、これまで株式による投資を行ってきた人にとっては、始めやすい投資といえます。




