銀ETF
銀ETF
銀ETFとは、「銀価格連動型上場投資信託」のことで、 銀の現物のみで運用する投資信託を有価証券化して証券取引所に上場させたものです。銀そのものを保有しなくても銀に投資できると思えばわかりやすいでしょう。
銀に投資する一般的な方法は「銀貨」か「銀塊」が考えられますが、銀は空気中の硫黄と化学反応して変色してしまうため、現物のまま保管するのは難しく、これをクリアしたのが銀ETFと考えればよいのです。
最近では、「金持ち父さん貧乏父さん」の著書で知られる投資家のロバート・キヨサキ氏が銀投資をすすめていることから話題になり、投資家達からの注目を集めています。
しかし、注目を集める理由は、サブプライムショックに端を発した金融不安から金が高騰したのとは少し違い、金が富の象徴として蓄えられる金属であるのに対し、銀は工業用原料として消費される金属であるということにあります。
身近なところでは、銀は宝飾品の材料として使われていますが、他には代表的な工業製品として写真フィルムがあげられます。最近はデジタルカメラの普及に伴い需要が激減してはいるものの、最近では、コンピュータ、携帯電話、大容量のDVD-Rや薬、殺菌剤、消臭剤といったさまざまな分野での使用拡大が見込まれています。
そして、今後使用量が増すことで、貯蔵量が減少し、銀の価格が上昇するのではないかという期待がふくらんでいます。
ある投資家の話では、今後5年間で価格は10倍にもなる可能性があるという予測もあるほどです。
確かに銀の稀少性、需要の急増、米ドルの下落といった要因から考えると、銀の価格が上昇する可能性は高いかも知れません。
但し、残念ながら銀ETFはまだ日本では扱われておらず、もし、どうしても購入したい場合は、アメリカ証券取引所に上場している銀ETF「iShares Silver Trust(SLV)」が、比較的購入しやすいといえます。
しかし購入するには、米国の証券会社に口座を開設しなくてはならないため、初心者には手が届かないのが現状です。
現在、東証ではニューヨーク証券取引所と業務提携した商品ETFの上場が企画されているようですが、具体的なことはなにひとつ決まっていません。
仮に日本で発売された場合、投機資金の流入で価格が上昇することも考えられますが、現状はまだまだ未知数の部分が大きいため、しばらくは様子見の状態が続きそうです。




