下げ相場の分析と対応
今回は今までにご紹介した
1613 東証電気機器株価指数連動型上場投資信託
1627 NEXT FUNDS 電力・ガス
の過去の騰落を基に相場の考察を行いたいと思います。
1627 NEXT FUNDS 電力・ガス(TOPIX-17)が設定された2008年3月21日から昨日までの約1年間の日経平均と1627の基準価格をみてみると
日経平均
2008/3/21 12482.57
2009/2/27 7568.42 (-39.36%)
1627 NEXT FUNDS 電力・ガス
2008/3/21 131729
2009/2/27 130258 (-1.11%)
となっており、デフェンシブセクターを保有していれば、相場の下落時にとってかなり有用であったことがわかります。
(本来ならば1年間などきっちりした期間で見るべきですが1627の設定されてからの期間が短いため設定時からの約1年で期間をとりました)
一方で昨年11月にご紹介した
1613 東証電気機器株価指数連動型上場投資信託
がどうだったかというと、比較のため同一期間でみると...
1613 東証電気機器株価指数連動型上場投資信託
2008/3/21 167708
2009/2/27 89714 (-46.50%)
となっており、当コラムがご紹介した11/17 100335 からも残念ながら10.58%の下落となっております。
電気業種の悪決算、財務の悪化などで再編の機運は高まっているとは思いますが、具体的なM&Aのニュース等がないため株価が業績にしたがって低迷した状態が続いています。
ところで、相場の下落要因を探るために日経平均(全体)、1627(電力・ガス)、1613(電気機器)の騰落率と外国人持株比率を調べてみました。
業種 騰落率(2008/3/21~2009/2/27) 外国人持株比率
全体(日経平均) -39.36% 27.3%
電力・ガス(1627) -1.11% 15.5%
電気機器(1613) -46.50% 34.0%
外国人投資家は東証の売買代金の6~7割を占めています。
本来ならば外国人投資家の持株比率が高い銘柄は国際的な注目も高い優良な企業であるため
真っ先に投資の検討をすべきなのですが、
今回の世界的な相場の下落では、欧米金融機関を中心とした外国の機関投資家がサブプライムローン等の損失によって資金を引き上げていることが主因です。サブプライム関係の損失処理がまだ完了していない現状においては外国人株主比率の高い銘柄・セクターへの投資は慎重にならなければならないようです。
業種全体と電気・ガス、電気機器の騰落率と外国人持株比率をみるかぎり、相場の下落の主因は外国人投資家の売りであることが推測されます。
為替相場では円安方向に切り替わってきていそうな雰囲気がありますが、
株式相場ではまだ明確な下げトレンドの終わりのシグナルは出ていないと思われます。
現状はデフェンシブセクターに比率を置きながら他の有望なセクターを物色していくことが良いと思われます。
最後に、今回は電気機器セクターと同様に再編機運が高まっており外国人持株比率の低い(11.7%)セクターである紙・パルプセクターを組み入れているETFをご紹介します
1620 NEXT FUNDS 素材・化学
比較データ
2008/3/21 134282
2009/2/27 87380 (-34.92%)
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